飲食店における変動費と固定費
飲食店を経営していく場合、さまざまな経費がかかってきますが、大きく分けると
「変動費」と「固定費」に分かれてきます。
「変動費」・・・・売上の増減によって変わる経費で、材料費や人件費のうちアル
バイトなどの変動する給与、光熱費などが該当します。
「固定費」・・・・売上に関係なくかかる費用で、店舗家賃や人件費のうち社員など
の固定給分などが該当します。
飲食店を経営していくにあたり、この2つの経費をきちんと「観察・分析・改善」して
いくことが重要となります。
「変動費」については、すぐに増加させることも減少させることもできますが、安易な
変更は禁物です。
例えば、アルバイトを減らすことにより、人件費は下がりますが、料理の提供時間の
遅れや、サービス力の低下など、自店の魅力=価値を引き下げることにならないか
など、慎重に検討する必要があります。
「固定費」については、基本的に簡単に減少させることはできません。
家賃などが良い例ですが、通常契約時の家賃を継続的に払っているケースが多いと
思います。家賃については引き下げてもらうのが厳しいですが、更新時に交渉してみ
るのも一つの方法です。
また、「固定費」の増加については慎重に検討しましょう。固定費の安易な引き上げ
により採算のとれていた店舗が一転、赤字体質に転換する可能性もあります。
売上の管理と同時に、「固定費」と「変動費」をきちんと「観察・分析・改善」して、
利益をアップしましょう。そのためには1ヵ月~3ヵ月に一度の割合で月次決算・経
営分析を行いましょう。
当事務所では月次決算を推奨しています。
初回相談、見積もりは無料ですので、お気軽にご連絡ください。